top of page

「あと一歩、漢方薬の効果を高めるには②」

  • kampo-kojyudo
  • 2024年4月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年5月9日

「ここ数年ずっと体調が悪く、現実感のないフワフワするような眩暈、耳鳴り、顔のむくみ、軟便。そして、とにかく疲れる…」30代後半、女性のご相談です。



この方は相談当初、現実感のない(今ここにいる感じがしない、浮遊感)めまいと耳鳴り、そしてとにかく疲れるといって重い体を引きずるようにみえました。そこで水の調整をする漢方薬を服用されて10→3~1のレベルになり喜んで下さいました。ただ、どうしても体の疲れと怠さがとれず話すのも億劫になる。

このような症状は中医学では気虚といって、人参、白朮、黄耆など気を補う生薬をふくむ四君子湯、六君子湯,補中益気湯を使うのが一般的です。しかし、この方には使いませんでした。なぜなら、胃気がある(空腹感があり食べられる)からです。休日は疲れをとるため一日家にいて、いつも何かを食べているという。ご飯をしっかり食べても口さみしく、お菓子を摘まみながら食事もして常に満腹状態とのこと。


これは食傷(食べすぎ)によるものです。飲食が過ぎると胃腸のはたらきが弱まり、きちんと消化吸収できない。そのため、いつも体は重く、だるい、気力がでない状態が続くと考えられます。特に夜の食べすぎ、飲みすぎは翌朝の体調に現れます。それは年齢とともにハッキリ分かるようになります。上記の方は、食生活を見直して腹八分目にするようになってから、疲れや重だるさが楽になり、気分も体も軽やかになりました。

漢方薬+食養生は大切です!

思い切って変えてみる、そして良いと感じたら続けてみることです~✊


参考コラム:「あと一歩、漢方薬の効果を高めるには①」


Comments


生薬
  • s-facebook
  • Twitter Metallic

​漢方薬局 香寿堂 | 世田谷区船橋1‐37‐1 | 03‐5799‐4848 
月火木金土9‐18時開局(水日祭休み)

©kampo-kojyudo2019

 

bottom of page